台風が東海地方に接近して、風も雨もひどくなってきて、お客様も来ないし、お店も早めに閉めちゃおうか・・と、話していたら、

「学校の授業がカットされて時間が出来たんで今から占いヒーリングしてもらってもいいですか？」
と電話。最近、月に一回くらい占いに来てくれているＳさんからだった。

Ｓさんは、バリバリの体育会系。顧問している部活を全国大会まで連れていく凄腕。生徒指導がなかなか大変な学校らしい。なるべく自我を捨てて、もっと生徒達や学校の役に立ちたい、という真剣さとまじめさと優しさにいつも心を打たれる。

九星の占いをした後で、天使のカードを引いた。sweetness優しさ・・「仕事優先で遊びの時間はなし」という主義で、頑張りすぎていませんか。自分にごほうびをあたえ親切にしてあげてください・・・それからＳさんのリクエストで、妖精のカードを引いた。インナーチャイルド・・・遊び心を持ち楽しい時間を過ごしましょう・・・。

占いをしに来て頂くのも偶然ではなく、カードをひいた時、相手だけでなく、私にもそのカードをひく意味があるように思う。先生業も母親業も似ているところがある。

子供と一緒にいたいんだけど、追われてしまって自分の時間が作れない。すると心が固くなってしまう。私も夏休みで、お昼の支度や子供の宿題を手伝ったり、新学期の前日の日曜日は、提出しなくてはいけない夏休みカレンダーをあきとがなくしてしまって、探し回って新しく作ったり・・広樹の誕生会で、家を掃除して料理を作って、両親を呼んでパーティしたり・・こどものために行動するのが精一杯で自分のやりたい事やってなかったな～。

その後、ｐｕｒｅの中のなつかし人という曲をタイムドメインで聴きながら、少し子供の頃を思い出してみるワークをやった。Ｓさんは、サッカーが好きで、一生懸命サッカーをやっていたことを思い出したそうだった。いつもは、勝負運にと、タイガーアイやレッドジャスパーなどを選んで行くけれど、今日は、ローズクォーツのジェムストーンを選んでいった。すごく素直な前向きな人だなと思った。こんな先生に習える生徒さん達は幸せだな～と思う。

私が思い出したのは、なぜか、レモンスカッシュだった。小学校の低学年のとき。初めて、母と姉に連れられてクラシックコンサートに行ったんだけど、じっとしていられない。父もじっとしていられない人で、お茶飲んでくるというので、私も行く～と着いて行った。母は、せっかくチケット買ったのに・・・と残念そうにしていたが・・・。

初めて入った喫茶店。机がインベーダーゲームになっている席があったのをすごく良く覚えてる。ちょっと暗い。子供は１人もいない。お化粧をしっかりしたキレイな女の人が、水を持ってきてくれる。なんか大人の気分。さんざん迷った挙句、レモンスカッシュをたのんだ。キレイなコップで、長いストロー。氷が入っていて、泡がシュワーっと出てさわやか。レモンの輪切りがのっている。一口飲んでみると、冷たくてとてもおいしい。こんなに美味しいものがあっていいのか・・・と、とろけるような気分で飲んだ。味とか感覚って何年経ってもこんなにはっきり覚えているものなんだな～。ちょっとびっくり。

次の日は、台風も去り、とても良いお天気。今度、ありんこハウスを窓のある場所に移動してもいいことになったので、ストアウォッチングをかねて、オシャレな喫茶店に美有を迎えに行く前に独りで行ってみることにした。はまぞうブログで調べて、ちょっと遠かったけれど、地図を頼りに行ってみた。ひさしぶりにワクワクする。
私って喫茶店とかお茶を飲むのってすごく好きなんだな～。と実感。
いつもは、紅茶かハーブティーを頼むけれど、今日は、レモンスカッシュにしてみた。喉と心が潤った。
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