ドイツのベルリンで親子留学中。玄米食&ビオ生活で、海外でも楽〜に健康生活しています。ハッピーライフデザイナーのありんこママのブログです。 Happy life designer Arinkomama's blog

修学旅行

おとといと昨日と広樹は修学旅行にでかけていた。
「東京タワーきれいだったし、読売新聞とかNHKとか行って、楽しかった。プロの役者さんたちとお芝居の体験をさせてもらったんだよ。もう一度、東京へ行きたい。と思った。おみやげも買ったよ。」と、ポツポツとだけど話してくれた。
でも、少し浮かない顔・・・。車に乗ってしばらくして「○○って最低なんだ・・・。夜僕が寝ようとしたらみんなうるさくて、うるさいっ、って怒鳴ったんだ。そうしたら、○○が中心になって何人かにパジャマを脱がされそうになって、ぼく、思い切り切れちゃったんだ。移動中も○○は、ぼくのことからかってきたりして・・・また切れて。」
「ぼくは、なんでこんない切れやすいんだろう・・・。だからいじめられちゃうんだ・・・。自分だってできないくせに人に注意しちゃったりするし。」

修学旅行がそんなにつらい思い出になっちゃったなんて・・・すごくつらい切ない気持ちになってしまった。もともと六年生になってからクラスに友達ができない・・・と落ち込んでいた。でも何とか状況が、良くならないかなと、時々広樹や担任の先生とも話しをしたりした。先生も○○君に話をしてくれたりして、だいぶいじめはなくなってきていたようだった。

でもこれは、やはり、ただ避けるだけでは、問題解決にならないんだろうな・・・何かに気づくためにおこっている・・と感じた。

もう少し広樹に状況を聞いてみると
「ぺちゃくちゃみんなが話していると、無性に怒れる。・・・仲よさそうでいいなと思う・・・僕は、ひとりぼっちだって思う・・・さみしいんだ・・・」

涙がポロポロ・・・今のクラスはアウトドア派の子が多く、漫画を書いているのは広樹ひとり。無理して外遊びをするのもいやだったから一人でも漫画を書いていた。でも、寂しかったようだった。それに一人の自分がカッコ悪い、情けないと思っていたようだった。

「カッコ悪くなんてないよ。一人でもこれをやりたいというものがあって、そうしているなんて、すごいよ。かっこいいよ。ママなんてきっと周りに合わせていい顔しちゃうもん。」
「かっこわるいっ。」広樹が怒鳴った。

・・・・ふっと思い出した。「休み時間に、一人で絵を描いているの?もったいないじゃん。外で遊べば、日光浴もできるし、運動すると体も健康になるし、それにせっかくクラスメートもいるんだから、コミュニケーションしなよ。絵は家でもかけるじゃん。とにかく一日一回は外に出ること!」広樹が低学年の頃私がよく言っていたセリフ。

今は、幸せな母親を目指しているし、一人一人子供にも個性や人格がありそれを大切にしようと思っているけれど、前は、できれば、勉強ができて、スポーツができて、優しくて、友達もたくさんいて、健康で、毎日楽しそうに学校へ通う優等生な子供に育てよう。なんて思っていた。それが子供の幸せだと。子供を愛しているんだから、自分のことよりまず、子供を優先させて。母親の責任と、どんなに忙しくてもなるべく手作りで・・・と食べるものにも気を使って。良い母親になるための勉強会に行ったり、心理学も少し学んでみたり、教育書なども読んだり、ゲームや漫画は目が悪くなったり、電磁波で、頭にも良くないから禁止して・・・理想の母親を目指しキリキリていた。

その頃、広樹ともよくぶつかっていた。広樹の中でそれが、まだまだ根強く残っているのかもしれない・・・。それを思うと、胸がまたきゅんとなる。私ってなんて母してたんだろ・・・

でも、子供のことは大好きでだからがんばっていたんだけどね・・・押し付けがましいところがあるからね・・・言い出したら聞かないし、強くて頑固だから・・・。でも、そんな失敗があったからこそ、今は、自分が幸せって感じることをしようって思える。自分に投資できるようになった。自分の声を聞くようになったら、広樹の事も受け入れ認め応援できるようになった。

「一人じゃないよ。ママがいるじゃん。」と広樹を抱きしめた。家族にも声をかけて、広ちゃん一人じゃないよって言ってあげて~。と協力を依頼した。パパはやってくれたけれど、みゆは、自分もうぇーんって泣き出して、私を抱っこしろと言い出すし、アキトは、「ぼくできない。だってお兄ちゃんばっかり、東京へ行ってずるいから!」・・・なかなかシナリオどおりには行かない。

でも。広樹は顔を上げて「そっちだって、一年生の頃からゲームやってずるいじゃないか。ぼくなんて、4年生からだよ!」いつものヒロ節ですっきりした顔になっていた。

「ねえママどうでもいいんだけど、もう10時でゲームやる時間なくなっちゃったんだよね~。」「・・・あのね、ママなりにヒロに何かできることないかって・・結構がんばったつもりなんだけどさ・・・・」なんだかヒロってむかっとさせるの得意なんだよね・・・それも個性・・・なのか・・・私が自分の短気な部分を認めろってことか~??

でもいつもの広樹にもどってた。良かった。良かった。

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